復興支援をメダルで感謝 山形の陶芸家ら、五輪出場国へ贈呈計画

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復興支援をメダルで感謝 山形の陶芸家ら、五輪出場国へ贈呈計画

河北新報
陶器とガラスを組み合わせた試作のメダルを手にするピーフルさん=山形県大石田町

東日本大震災で世界各国から受けた支援に感謝の意を示そうと、東北の工芸家らが制作した記念メダルを2020年の東京五輪・パラリンピックの全参加国に贈呈する計画が進んでいる。山形県内の陶芸家や漆芸家らが発起人となり、東北で活動するプロの工芸家やデザイナーの参加を募っている。

 計画は「東京オリンピック3.11復興クラフトメダルプロジェクト」。約210の全参加国・地域に対し、10センチ四方のきり箱に入れたメダルを各国に一つ贈る。メダルは陶磁器や金属、ガラスなど材質を問わない。参加する工芸家がほぼ一つずつ制作し、材料費なども自ら負担。一つの県で30人、6県で計180人程度の参加者を見込んでいる。

 発起人の一人で山形県大石田町の陶芸家ブルーノ・ピーフルさん(62)は「震災では物心両面で世界中の人々にお世話になった。東京五輪・パラリンピックを機に、東北からお礼の気持ちを形にして伝えたいと考えた」と話す。

 ピーフルさんは震災直後、母国フランスから放射線量調査で福島県に入った環境保護の非政府組織(NGO)のボランティア通訳を務めた。その後も地元の仲間と共に岩手、宮城両県の沿岸被災地で泥かきを手伝った。現地で各国の支援の様子を目の当たりにし、感謝の思いを強くしたという。

 プロジェクトのホームページを開設し、12月末まで参加者を募る。贈呈方法は今後検討する。

 ピーフルさんは「多くの人に参加してほしい。工芸家たちのネットワークが生まれ、東北全体のものづくりの発展につながればうれしい」と期待する。連絡先はプロジェクト事務局で長井市の漆芸家江口忠博さん090(1373)1647。

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この記事は、河北新報に掲載された記事(2019年9月22日)を著作権者の許諾を得て転載したものです。

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