Yシャツ形の紙バッグ誕生 富士宮の企業、外国人観光客らの需要狙う

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Yシャツ形の紙バッグ誕生 富士宮の企業、外国人観光客らの需要狙う

東京新聞
大小さまざまな袖付きの手提げ袋と、風能啓人専務=静岡県富士宮市役所で

 静岡県富士宮市の紙袋製造業「富士パック」が、袖(そで)付きシャツの形をした手提げ袋を開発した。柄により野球、サッカーのプロチームのユニホームなどを表現できる。ファンやサポーターが買い上げたグッズを入れるのに使うポリ袋からの置き換えや、東京五輪・パラリンピック大会で日本を訪れる外国人観光客に応援用具を入れてもらう、といった需要を狙う。 (前田朋子)

 同社の風能啓人(ふうのうひろひと)専務によると、シャツ形の袋の開発に着手したのはおよそ一年前。ごく普通の長方形バッグの両肩に切り込みを入れ、折ることで袖のように見えることに気付いた。袖の長さやマチの幅を調整し、昨夏には完成。意匠登録を出願中だ。

 使用する紙や色、コーティングの有無や大きさなどにより価格は変わるが、一般的な紙袋に使われる「晒(さらし)クラフト紙」を使用した場合、一袋百円・三千枚から注文可能。国内のプロチームやアパレルメーカーなどにも売り込む。

 同社はこれまで巾着形、お守り袋形など、折り方に特徴ある紙バッグを多数開発してきた。富士山形のバッグは静岡空港の土産物店などでも使われ、観光客などの人気を集めている。

 風能さんは「ポリ袋などと比べコストはかかるが、処分せず、何度も繰り返し使う『捨てさせない袋』を提供したい」と話す。シャツの身ごろ部分を短くすれば袖部分が屋根になり、浅草・雷門のような形にも見える。プリントを換え、歴史的建造物や城をかたどることも検討中という。

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この記事は、東京新聞TOKYO Webに掲載された記事(2020年2月2日)を著作権者の許諾を得て転載したものです。

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