
文化・観光・食
花巻市による「雨ニモマケズ」応援プロジェクト
岩手県花巻市は、アメリカとオーストリアの東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会復興ありがとうホストタウンになっています。
当初、花巻市では、復興ありがとうホストタウン事業としてアスリートとの交流を行う予定でしたが、世界的な新型コロナウィルスの感染拡大により東京2020大会が延期されたため、相手国に励ましと応援のメッセージを届けるため、花巻生まれの有名な詩人、童話作家、教育者である宮沢賢治(1896〜1933)の詩である「雨ニモマケズ」をテーマに相手国を応援するプロジェクトを実施しました。
「雨ニモマケズ」応援マスク
五輪は延期となりましたが、花巻市は、相手国との交流を深めるために何かできないかと考え、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の文字と賢治の童話の世界をイメージした宇宙のデザインを背景にしたマスクを製作し、2020年9月に米国とオーストリアの姉妹都市等と、オリンピック後に交流を予定している全米陸上競技連盟及びオーストリア柔道競技連盟に送りました。
送り先の一つである米国姉妹都市ホットスプリングス市では、2020年6月に来訪予定だった生徒や、日本語クラスの高校生などにマスクが配られました。
この取り組みは、米国ワシントンD.C.に本部があるSCI(国際姉妹都市連盟)のホームページにも紹介されています。
https://sistercities.org/2020/12/17/hot-springs-az-hanamaki-japan-sister-city-sends-gift-of-support-and-encouragement/
ホストタウンパネル展示会
花巻市では、令和2年9月12日~令和2年10月11日に、復興ありがとうホストタウン登録の経緯やこれまでの交流事業、「雨ニモマケズ」をテーマに相手国を応援する取り組みを紹介する展示会を行いました。
会場内には「雨ニモマケズ」の詩が日本語と英語で印字されているメッセージカードを用意し、そのカードに来場者が相手国への励ましや応援の気持ちを記入することができるコーナーを設けました。
来場者がメッセージを記入したカードは、12月に相手国の姉妹都市等や競技団体へ送りました。
「雨ニモマケズ」応援動画の作成
新型コロナウイルス感染拡大により東京2020オリンピック・パラリンピックが延期され、影響を受けている選手たちや、多数の犠牲者が出ている相手国に対し、励ましと応援のメッセージを送るため、市民がリレー形式で「雨ニモマケズ」を朗読する応援動画を作成しました。
作成した動画は、ホストタウンの情報発信Webサイト「世界はもっとひとつになれる Light up HOST TOWN Project」に掲載されています。
https://host-town.jp/
花巻市生涯学習部国際交流室
TEL: 0198-41-3589(413)
Email: kokusai@city.hanamaki.iwate.jp
(英語でも日本語でも可)
又は
岩手県ふるさと振興部国際室
TEL:019-629-5764
Email:AB0011@pref.iwate.jp
(英語でも日本語でも可)