五輪代表⽔着に郷⼟の技 新潟染⼯(五泉)⽣地を共同開発 

日本の技術力

五輪代表⽔着に郷⼟の技 新潟染⼯(五泉)⽣地を共同開発 

新潟日報モア

⾼い撥⽔性、伸縮性実現  ⽔の抵抗減、メダル期待



採⽤された⽣地を⼿にする新潟染⼯の⾦塚紀之社⻑=五泉市

 東京五輪で使⽤されるミズノの競泳⽤⽔着に、ニット・織物加⼯の新潟染⼯(五泉市)が開発した撥⽔(はっす
い)⽣地が採⽤された。撥⽔性や伸縮性が⾼いのが特徴。ミズノは世界選⼿権400メートル個⼈メドレー3位の⼤橋悠依選⼿ら多くの⽇本代表候補と契約しており、⼤舞台でのメダル獲得を⽬指す選⼿たちを、新潟発の地場の技術で下⽀えする。

 いかに⽔の抵抗を抑えるかが勝敗や記録に関わる競泳は、⽔着の機能も重要な要素の⼀つ。2010年の⾼速⽔着禁⽌後も、メーカーは新素材の開発を続け機能性は年々進化している。

 新潟染⼯は、これまで⼿掛けたユニホームや運動着などスポーツ関連素材の技術を⽣かし、撥⽔性や伸縮性などを⾼めた⽣地を繊維⼤⼿の東レと共同開発。2012年ロンドン五輪から各メーカーに提供してきた。東京五輪に向けても前回リオデジャネイロ五輪後、さらなる品質向上を⽬指して研究を進めてきた。

 新たな⽣地では、元の⽣地を洗う時の温度を細かく制御することで伸縮性を調整。繊維の⼀本⼀本を覆うように薬剤を塗布する技術で撥⽔性をさらに向上させた。その結果、保⽔率は25〜30%とリオ五輪時の半分の⽔準に低減した。

 競泳の五輪代表は4⽉の⽇本選⼿権で決定する。ミズノは⼤橋選⼿の他、200メートル平泳ぎ元世界記録保持者の渡辺⼀平、リオ五輪200メートルバタフライ銀メダルの坂井聖⼈ら有⼒選⼿と契約している。競泳界の主要ブランドの⼀つで、多くの代表が新たな⽔着を着⽤すると⾒込まれている。⽩⾎病で闘病中の池江璃花⼦選⼿も、代表となれば着⽤する予定だったという。

 ⾦塚紀之社⻑は「五泉の伝統織物を基にした技能が貢献できるのは、うれしいこと。技術を凝縮させた⽔着で⽇本選⼿が⼤活躍することを願っている」と期待を寄せている。

五泉の技術、日本競泳陣支える 
東京五輪で使用されるミズノの競技用水着に、五泉市の新潟染工が開発した生地が採用された。撥水(はっすい)性や伸縮性が高いのが特徴。ミズノは多くの日本代表候補と契約しており、選手たちを新潟発の技術で下支えする。

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この記事は、新潟日報モアに掲載された記事(2020年1月21日)を著作権者の許諾を得て転載したものです。

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